GENMA TAISEN Glossary G/H KA

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新幻魔大戦編

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か

蛾: 【幻2】沢川淳子の邸の二十畳ほどの地下室の床いっぱいにいた。毒性の鱗粉を撒き散らすが、突然現れた炎によって、おそらく燃え尽きた。
快気祝いパーティー: 【幻11】杉村由紀の提案で、癌から回復した井沢郁江のために行なわれたホーム・パーティー。一月十四日に、丈の遅刻で六時半から始まる。パーティー準備委員長は内村久雄で、参加者は六十名程だった。
会長: 【幻13】高鳥グループ内での高鳥の呼び方。丈の“先生”に対抗しているのである。しかし、いつの間にか“先生”と呼ぶようになってしまった。
火炎: 【幻2】清浄な清めの炎。東丈とは密接な関係を持ち、その転生の度に存在し、彼の不浄を焼き払う役目を持つのだという。
貌: 【幻8】井沢郁江に生体エネルギーを入れているときに現れた貌。ティラノザウルスをさらに陰惨、貪虐な悪相に変えたような凄まじい貌。
画家: 【幻8】本田の紹介で丈が年内に会うという人物。
鏡[かがみ]: 【幻11】渋谷・道玄坂の路地を折れたところにある喫茶店で、郁江と高鳥の横に居合わせた青年。大柄でフチなしメガネをかけ、“ウェアード・テールズ”をかかえている。当時“一の日会”にいた鏡明氏のことか。
柿坂[かきさか]: 【ハ1】ＧＥＮＫＥＮの会員。受付をするが、尋ねてきた東三千子を知らず、無礼な応対をする。
餓鬼大将: 【幻1】東丈が幼い頃に、泥でこねたダンゴを食べさせようとしたいじめっ子。卓に追っぱらわれた。丈の記憶の中で再生する。
カクテル・パーティー効果: 【幻3】パーティーの大人数の騒ぎの中でも、自分の名前は、はっきりと聞こえる現象のこと。
閣僚政治家: 【幻12】田崎の祖父の大沢代議士の紹介で、東丈に会いに来た人物の一人。政権政党の実力者中でも策士といわれるほどの人間だが、東丈の前では、とても素直になっていた。
閣僚政治家の男性秘書: 【幻12】ボスが、東丈に対してさらけ出している率直さに肝をつぶす。
風間俊敏[かざまとしひこ]: 【幻12】二十代後半のトップ屋。東丈や杉村由紀にしつこくつきまとい、江田軍団には近づくなと丈から注意される。ＧＥＮＫＥＮの箱根セミナーにも現れ、井沢郁江の手下風な帰依者になる。杉村由紀を女神として崇め、いつか自分のものにするという野心を持っている。土屋香をＧＥＮＫＥＮに紹介した。
風間俊敏の母: 【幻17】井沢郁江が風間に言った通りのことになってしまったらしいが、何のことなのか詳細は不明。
加寿代[かずよ]: 【幻19】→栃折加寿代。
仮足: 【幻3】ザメディボールの体細胞の一部を変形させて造ったムチ状の、思い通りに動く組織。
甲胄をつけたインディアン戦士: 【幻10】郁江がテレポートした（？）先の洞窟にあった浮彫りであり、また、動き出して彼女を洞窟の出口へと導いた存在。仏像とも、神像ともつかぬ“ロボット”という印象がある。サイボーグ戦士“ベガ”の姿をしている。
カットグラスの鉢: 【幻18】白水美晴の落としたフォークが当っただけで割れてしまう。話題が幻魔のことになったため、意識が彼らに向いたために、一種の回路が開いて、幻魔の破壊エネルギーが集中したからである。
カトー: 【幻3】→ジョン・カコニアス・カトー。
加藤市衛門[かとういちえもん]: 【幻16】井上修の過去世。由井正雪の門下だった男。かつての丈の同志だった者達が再結集しつつあること、井沢郁江に協力するように、などと、セミナーに参加した者達に語る。
渦動逆回転: 【幻3】ザメディのバリアーにはじかれたハリケーン・ドリル〈仮称〉が、トルネードと化して丈達を襲おうとしたため、丈は、それを中和するために渦と逆回転の方向に“力”を使った。
金沢[かなざわ]: 【幻5】ＧＥＮＫＥＮ会員の一人。背は高いが、体は細身。大学生。後にアシスタント・グループの一員になる。井沢郁江の話などを記録にとるプロジェクトをまかせられる。箱根セミナーの夜、魂の実体を目撃した一人でもある。
金本義男[かなもとよしお]: 【幻11】道玄坂そばの路地で、井沢郁江に襲いかかった塚田組のチンピラの一人。よけた郁江につまずき、電信柱にぶつかって植物人間になってしまう。しかしその間に、彼の魂は精神世界を旅し、反省し、正法を伝える者の一人としてよみがえった。その後、塚田組から足を洗い、無名塾の一員となる。箱根セミナーで郁江が語ったときは十八歳だったが、退院するときには十九歳。母一人子一人の家庭。過去世で曹洞宗の僧侶だったことがあり、雲水の姿を好む。通称“義”。仮称“Ｋ君”。
金本義男の父: 【幻16】激情家で、しかも乱暴者。ギャンブル狂で、ついに大きな借金を残して蒸発してしまう。
金本義男の母: 【幻13】ギャンブル狂の夫のため、やむなくバー勤めを始める。そこで、どうやら夫以外の男性と親しくなったらしい。義が非行に走る原因は、彼女が父親を追い出したと誤解したことに始まる。彼女はすぐにその男性と別れるが、義の非行化は止まらず、現在は掃除婦をしている。五十代になったばかりだが、年齢以上に老け込んでしまっている。義の更生により、幸せを味わう。
蟹の如きもの: 【ハ1】岸本チヤ子に寄生して、心臓疾患のもととなっていた“四次元生物”。東三千子により、消滅させられる。
ガブリエル: 【ハ2】“愛と忠誠の誓い”の際に、野沢緑に憑依した存在が、そう名のった。告知の天使で、高鳥慶輔の妨害者である何者かがやってくることを伝える。波動が粗く、禍々しくて、なおかつ女々しい。
神隠し: 【幻6】幼い頃の東三千子によく起こったらしい。突然に行方不明になり、数日程すると、ふらりと戻ってくる。三千子は鬼神からの大事な授かりものであると、年寄りが言ったことがある。
カミソリ: 【幻5】木村市枝の武器。かなりの名手と考えられる。東丈が“力”を使い、知らぬ間に市枝から取り上げ、どこかへやってしまう。
神の軍団: 【ハ2】高鳥慶輔が何十億年もの昔に、高次元世界で約束し、結成したもの。“万軍の主”である“霊の主”が特別に選り優った直系の霊団。高鳥のもとで“神の最終王国”を造り上げる。三十歳以上の人間は“神の軍団”のメンバーになる資格を持たない。高鳥はその証しとして、“霊の主の指輪”を与えた。
髪の毛の長い若い女: 【幻11】渋谷・道玄坂の路地を折れたところにある喫茶店で、郁江と高鳥の横に居合わせた青年達の一員。氏名は不明だが、当時“一の日会”の会員だった人。
神のシステム: 【幻8】銀河宇宙全体に広がる対幻魔のネットワークのこと。東丈の考えによると、そのシステムを作動させるスイッチもしくはキーの役目が、地球にあるのではないかという。
神世渡り: 【幻20】岩戸火見子の唱える、核戦争の放射能から、人々を神に守られた場所へと連れていく、という脱出行のこと。
神世渡り: 【ハ2】高鳥慶輔の唱えるもので、旧い世界は終り、選ばれた“神の民”だけが、神に与えられた素晴らしい新しい世界へ行けるというもの。
火薬庫の番人: 【幻3】ルナ姫が、丈のＰＫ能力コントロールの不安定さをたとえて言った。
カルチェのライター: 【幻11】高鳥慶輔の持ち物の一つ。かの美人女優が彼に与えたもの。道玄坂の喫茶店で井沢郁江と会っているとき、無意識に高鳥がＰＫでもて遊び、“一の日会”のメンバーの目を魅きつける。
業[かるま]: 【幻14】魂が、その永い転生のうちにつけたクセのようなもの。
河合康夫[かわいやすお]: 【幻5】脅迫電話で丈を呼び出し、袋だたきにしようとした不良少年達の兄貴分。親に悪徳議員を持つ十八歳の高校性。。金持のドラ息子といったところ。童貞は中学一年生で失っている。チンピラ風で、軽薄だが、優しい心を持った若者。丈に出会ってから生き方を改め、無名塾の塾生になる。東三千子の写真を撮るために、カメラに凝り出したが、その才能もなかなかのものであるという。前世記憶を取り戻し、張孔堂門弟であったことがわかる。橋の下で拾われた捨て子だったらしい。
河合康夫の家: 【幻6】区議の悪のオヤジのおかげで、渋谷の高級住宅街でも目立つ程の豪邸だという。成金趣味丸出しで、家具調度に骨董品が多いが、その多くは贋物らしい。鉄筋コンクリート製の三階建て。
河合康夫の先公: 【幻18】中学時代の教師で、前世が幕吏だったため、康夫と折り合いが悪かった。
河合康夫の先生: 【幻6】小学生のころの手きびしくて、痛烈な先生。若くて美人。ひそかに憧れていたが、悪ガキだったので、よく叱られ、それが小気味よかったという。
河合康夫の父: 【幻6】区会議員。そうとう悪どいことをやっているらしく、金持ではあるが、成金趣味丸出しの男。女中に手を出そうとしたところを息子の康夫に見つかり、五十万円巻き上げられた。
河合康夫の母: 【幻6】疑い深いうえに、ドケチであるとは、康夫の評である。
河合康夫の“福祉事業”: 【幻6】「自分では何も出来ないので」不良の中のおとこ気のある者達、将来性のありそうな奴のスポンサーになってやること。
河合康夫の部屋: 【幻6】豪邸の三階にある南向きの部屋。広々として、窓が大きく、名車の写真がいたるところに貼ってあり、応接セットがある。
川上[かわかみ]: 【幻4】江田四朗にそそのかされて、ＧＥＮＫＥＮ総会を潰そうとした一人。
川口順子[かわぐちじゅんこ]: 【幻18】ＧＥＮＫＥＮのメンバーの一人。木下健一とともに、久保陽子の見舞に出かける。
河村蓉子[かわむらようこ]: 【幻17】杉村由紀の西荻窪の中学、高校時代の同窓生。某女性週刊誌の編集者。学生結婚で小学生の子供が二人いるが、離婚。由紀には子供がいると、由紀本人の記憶にないことを言い出す。小さい頃から由紀に劣等感を抱き、何度となくいやがらせをしてきた。高鳥慶輔の帰依者となり、マスコミ担当となる。ＲＭＡの月刊誌の編集主幹でもある。奇蹟の黄金の珠を持つことになった女性。
河村蓉子の幻視: 【ハ2】後楽園球場で、観衆が救世主に熱狂し、空には七彩のオーロラが現れ、戸外に出た群集がそれを眺め、救世主を祝福しているというもの。そこで、旧い世界は終り、素晴らしい新しい世界が神から与えられるという啓示を受ける。
看視者: 【幻7】真の世界の姿を高次元空間から見張る者のこと。幻視行途中に三千子が出会った巨犬は彼女に「いつか、あなたはここから世界を看守ることになる」と語った。
完全霊: 【幻19】今まで現れた、モーゼや釈迦、イエス・キリスト達聖者は、“完全霊”の一部の下生した姿で、ついに“完全霊”の百パーセントを持った真の救世主として、高鳥慶輔が最後の下生を行ったのだとする、高鳥自身の説。
関東のヤクザの大親分: 【幻14】田崎を気に入っていて“坊っちゃん”と呼ぶという。この人物のコネで、田崎は、ＧＥＮＫＥＮに脅しをかけてきた塚田組の山本との間を何とかしようとしたらしい。
観音寺: 【幻7】世田谷の入りくんだ所にある江田軍団の本拠の古寺。ここで多くのおぞましい儀式や処刑が行なわれたが、久保陽子救出にやって来た東丈のＰＫによって半壊してしまう。
観音寺の住職: 【幻7】氏名不明。江田四朗の操り人形と化しており、主に外来者の目から、この寺が邪悪な軍団の本拠であることを隠す役目をしている。
幹部会: 【幻5】ＧＥＮＫＥＮでは、丈の指名した会員が委員となって会議を開くことになっている。出席者は主に大人の会員であるが、彼らのひどさに丈は無意識のうちにＰＫを使って追い出してしまった。
幹部会: 【ハ2】ＲＭＡで行った最初の幹部会。二十四人の幹部候補生を集め、そのうちの五人に“神の軍団”のメンバーの証しとして“霊の主の指輪”を与える。その五人が、それぞれ霊的現象を発現させて終わる。
幹部候補生: 【ハ2】ＲＭＡの幹部候補生。平均年齢二十歳以下で、そのほとんどが大学生であり、二十四名のうち十五名が少年で、九名が女性。第一回の幹部会に出席する。
管理人: 【幻10】平山ビルの管理人。ビルのシャッターを閉めた。

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