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新幻魔大戦編

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く

空気循環〈仮称〉

【幻10】“力”が突然レベルアップを始めた高鳥が、美人女優の部屋で発揮したＰＫ。エアコンからの暖かい空気を部屋中に行き渡らせた。

空気投げ

【幻1】東丈がＰＫで卓を投げ飛ばし、池に放り込んだときに、あたかも柔道の技であるかのように言った名前。

空中浮揚している人々

【幻7】幻視行の途中で三千子が見かけた人々。本人たちは夢を見ているらしく、実際には幽体離脱現象を起こしているのに、“心が開かれていない”ために、三千子等、自分以外の人間の姿を見ることができないでいる。

空雷

【幻3】ルナ姫がテレパシーの可聴範囲を拡大したとき、雑多な想念が飛び込んできた様子。ラジオのノイズそっくりらしい。

クェーサー

【幻3】米国のミスタ・メインが経営する、石油資本を中心とした多国籍企業。世界中にホテル・チェーンや航空会社、通信企業などを所有している企業複合体。

日下[くさか]

【幻13】高鳥グループの一員。ＧＥＮＫＥＮに潜入しているスパイ。箱根セミナーでの井沢郁江の講演のとき、郁江の糾弾を行なうが、彼女の機転で失敗。高鳥からも見放される。

工藤[くどう]

【幻4】江田四朗にそそのかされて、ＧＥＮＫＥＮ総会を潰そうとした一人。

宮内庁

【幻19】郁江にべったりくっつき、ガードしているアシスタント・グループへの悪口。

邦公

【幻4】岩田邦子のあだ名。

国本[くにもと]

【幻5】東丈が高校一年のときに教わった数学の教師。編集者の本田と友人で、丈に会ってくれるように頼む。

久保陽子[くぼようこ]

【幻4】青林学園高校二年生で、東丈の同級生。文芸部所属。小学校四年生のときに横浜から転校してきて、丈と同じ小学校になって以来の、丈の忠実な讃美者で、“自覚”した丈に初めて接近し得た少女。丈に組織造りを勧め、ＧＥＮＫＥＮの創設期の副会長を務め、有能な丈の秘書役となる。彼女も、丈のように制御不可能な超能力を持ち、それは相手を呪ったときに最も強く現れるらしい。ＧＥＮＫＥＮの活動が校外へ拡がるにおよんで、丈の前から去っていく。その理由は、丈に恋をしてしまい、彼を独占したいという欲望を押えきれなくなってきたからである。しかし、孤りになった彼女は、うかつにも江田四朗に引き込まれ、ついには井沢郁江を呪殺しようとまでする。その後、再びＧＥＮＫＥＮへと戻ってくるが、幻魔の送り込んだ“時限爆弾”と化していて、高鳥慶輔と接触するなど、その行動には不可解なところが多い。しかし、杉村由紀が矢頭に襲われたときには、彼女を救けに行った。そのときに矢頭に太腿を刺され、東洋病院に入院するが、木下健一の手によって完治して退院する。ＧＥＮＫＥＮには顔を出しているようだが、依然としてその感情は不可解で、高鳥とは縁を切り、木下少年と山下公園でデートする。

久保陽子の妹

【幻7】陽子が江田軍団によって誘拐されたとき、陽子は「東丈から呼び出されたけれど、秘密にしておいて」と言ったと母親に報告する。

久保陽子の祖父

【幻4】武道家。気合一つで雀を落としたり、犬猫を金縛りにしたり、泥棒を立ち往生させるなど、念力の持ち主らしい人物。

久保陽子の父

【幻7】陽子を江田軍団の手から取り戻した丈達に喰ってかかるが、郁江の説得に、しぶしぶ納得する。母親よりは物わかりがよさそうだが、過労で倒れてしまう。

久保陽子の母

【幻4】＊＊会に入信している。陽子が行方不明になるたびに、丈が娘を隠していると思い込み、ヒステリーになり、丈に彼女を返すよう電話をかけてくる。

熊蜂のような化物

【幻3】ソニーの発砲した四五口径拳銃の弾丸が変身したもの。獰猛な毒虫で、熊蜂よりもっと大きく邪悪な存在。ソニーを刺し殺そうとするが、精神移送により跳ばされる。

蜘蛛の糸

【幻16】塚田組幹部の山本は、白水美晴に対して善根を施しているつもりだった。それは、ヤクザの自分でも、少なくとも彼女には良い事をしており、それによって地獄に往かずにすむのではないかと信じていたからだった。

クライスラー

【幻5】河合康夫の車。

グランドピアノ

【幻2】沢川淳子の邸にあるスタインウェイの超高級品。幻魔にすりかわられた淳子が、東丈に向けてぶつけてきた。丈の“力”によって粉々に吹き飛ぶ。

クリスマス講演会

【幻7】十二月二十五日に行なわれた、東丈の外部での第一回講演会。満員の聴衆に、報道陣も詰めかけるほどの盛況で、大成功に終わる。中央区の二千名収容の会場で行なわれた。

クレイジー・キャット

【幻10】“高名な女優”のこと。猛りたって、狂いまわり、顔がネコに似ているところからついた。

黒い巨人、黒い神

【幻3】ベガを見た黒人暴徒達が、彼をさして言った言葉。

黒いボール

【幻8】井沢郁江の病患部に巣くっていたもの。単なる癌細胞組織ではなく、明雄の放射する生体エネルギーを吸収していく負エネルギーの磁場。透視して見ると黒いボールとして見える。エネルギーを吸収しきれず炸裂したとき、その正体を現した。それは幻魔だった。

黒いボールの幻魔〈仮称〉

【幻8】井沢郁江の病患部に巣くっていたものの正体。正体をさらすと同時に、郁江や市枝、明雄、平山圭子らをその暗黒磁場の中へ閉じ込めようとする。しかし、明雄の生体エネルギーによって消し飛ばされてしまう。

黒背広の男たち

【幻12】ＧＥＮＫＥＮへ乗り込んできた塚田組の幹部山本と三人の組員達。東丈に会えなかったため、代わりに人質として井沢郁江を連れていく。

黒バラ会

【幻5】木村市枝を頭とする、渋谷辺りを縄張りとする不良少女グループ。渋谷駅へ来ていた東丈と井沢郁江にいちゃもんをつける。その後、東丈の講演会を聴きにきて、無名塾に入ったらしい。

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