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お

大男の黒人
【幻17】ホテルのバーで酒を飲んでいた杉村由紀をコールガールと勘違いして話しかけて来た男。二メートルはある大男だが、高鳥の“力”により退散させられる。
大沢[おおさわ]
【幻4】田崎宏の祖父。保守党の長老政治家で、法務大臣を何度もやった大物。田崎宏がワルの頃は、その起こした不祥事の後始末をつけたりした。田崎をとても可愛がっており、丈のクリスマス講演会へも顔を出す。“無名塾”の後援者である。
大林[おおばやし]
【幻5】中野の商店経営者。ＧＥＮＫＥＮの幹部。いかにも旦那風の人物。その下心を丈に見すかされ、幹部会の後、ＧＥＮＫＥＮによりつかなくなる。
大峰山脈[おおみねさんみゃく]
【幻10】奈良県にある。ここで、東丈は井沢郁江のために必死の祈りを上げていた。その結果、突然郁江が彼の眼前に現れ、彼女は奇蹟的に回復する。丈の魂は、この山に魅かれるものを感じるらしく、その後何度かここを訪れているらしい。
お抱え運転手
【幻14】箱根湯本に高野老人を迎えにきた制服制帽の運転手。
岡田[おかだ]
【幻9】卓と三千子の会話の中に出てくる、三千子の男友達。卓が彼女のダンナの候補者に挙げる。
置時計
【幻9】井沢郁江の部屋のマントルピースの上にある。大理石でできていて、クラシックな文字盤に、天使が翼を広げた姿のついている手巻きの時計。銀座の服部時計店で求めた高価な輸入品。はじめは丈にプレゼントする予定だった。
奥野[おくの]
【幻5】高井戸で歯科医をしているＧＥＮＫＥＮの幹部。博学だが、無口な人物。商売は繁昌しているらしい。その下心を丈に見すかされ、幹部会の後、ＧＥＮＫＥＮによりつかなくなる。
奥目
【幻2】沢川淳子の件で、東家を訪れた刑事。中年で奥目のいやらしそうな男。氏名不明。後で、幻魔ザンビにすりかわられ、東三千子を襲うが、失敗する。
おじいちゃん
【幻19】東洋病院の患者の一人。たいした病気ではないが、病の苦しみや、淋しさのために、利己的になって偏執狂めいている。
牡猫
【幻3】杉並の丈の家の近くをなわばりとしている大柄な灰色の猫。革の首輪をしているので、野良猫ではないらしい（あるいは、なかったらしい）。ケチな犬よりも強いが、幻魔ザンビの化けたドブネズミに食われてしまう。
小角[おずの]
【幻4】修験道の開祖。“神変大菩薩”。大超能力者で、数々の奇蹟を起こしたといわれる人物。
男達
【幻15】白水美晴にこの上もない最悪の性的暴行を与えた学生達。
お化け
【幻2】東丈は小さい頃、よくお化けや幽霊を見た。姉がお化け達に去るように命令した後でいなくなるが、ピーク時には、何百何千となく東家に出たようである。
小浜章[おばまあきら]
【幻11】光年社の“幻魔の標的”担当の三十近い編集者。始め、東丈や幻魔（悪魔）について偏見を持っていたために、投げやりな態度で当っていたが、丈に「その偏見の壁を打ち破って一般読者が読めるように考えて欲しい」と言われ、その考えを徐々に変えていき、丈の協力者となる。河合康夫の前世記憶によれば、張孔堂の門下であったらしい。
オープンリール・テープレコーダー
【幻9】東丈の話を出来るだけ記録にとろうとしてＧＥＮＫＥＮで購入したもの。
おみち
【幻12】杉村由紀の前世での名前らしい。前世記憶をよみがえらせている河合康夫が、彼女を見て、その姿を思い出した。
組長[おやじ]
【幻16】塚田組の組長。東丈との一件以来、すっかり気が弱くなり、山本や義たちが足を洗うのに協力し、郁江に会ってみたいともいう。矢頭をおさえる力ももうない。
小山田[おやまだ]
【ハ３】ＲＭＡの会員。岩戸火見子の異言を目撃したという。
オライリー署長
【幻3】七フィート、三百ポンドの体重を持つ巨漢。ソニーがなぐり込みをかけた市警分署の署長。署内ではまったく人気がなかったらしい。ソニーが飛び込んだときには、すでに幻魔ザメディに体を乗っ取られていた。東洋の魔神像を想わせる怪異な形相を持つ。
オリンパス・ペン
【幻13】ルポライターの風間俊敏が持っているカメラ。一時期大流行した大衆機の傑作。
女
【幻18】松平伊豆守信綱に力を貸し、魔道正雪を倒させた謎の女性。東丈のような、摩利支天の降魔の力を持っていたらしい。
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